ダニは犬に寄生する寄生虫の一種。実はクモの仲間で、八本の足を持っているこのダニ、名前を聞くだけでも不快な気分になりますが、愛犬にとっても本当に不快でイヤな存在です。
できることなら感染したくないこのダニですが、愛犬に寄生する可能性のあるダニの種類と、その病気はどんなものがあるのでしょうか。
ツメダニが寄生することで発症するツメダニ症は、激しいかゆみやかさぶたのようなフケを伴います。治療は薬用シャンプーや殺ダニ剤の投与でダニを駆除する方法がとられます。ツメダニは人にも感染する可能性があるので、注意が必要です。
犬の耳の中でミミヒゼンダニが繁殖することで発症する耳疥癬は、耳の激しいかゆみとともに、耳の中に黒い耳垢を発生させます。耳垢をしっかりと落としたうえで駆除剤を与えることで治療が可能ですが、気づくのが遅れると外耳炎を引き起こす要因となってしまうので、早めの駆除が大切です。
イヌニキビダニや毛包虫の寄生によって引き起こされるアカラス症は、初期はかゆみが軽いことが多いようですが、脱毛が徐々に口のまわりから目、首へと広がる病気です。皮膚炎が悪化すると、細菌感染によって全身の皮膚が化膿したり出血したりする危険性があります。この病気の原因はよくわかっておらず、遺伝や免疫力・抵抗力などの低下などが関係していると考えられています。治療法は主にダニの駆除剤の投与と、感染症を併発している場合は抗生剤の投与になります。
こうしたダニを原因とする病気は、ダニを持っている犬に近づかないことや、普段の飼育環境を清潔に保つこと、こまめにブラッシングをして皮膚の状態を観察することなどで防ぐことができます。かわいい愛犬をダニからしっかりと守ってあげましょう。