ヘルニアと聞くと、なんとなく腰が悪いようなイメージを持ったりしませんか?実はヘルニアとは、体内の臓器などが、本来あるべき場所から脱出してしまった状態のことを言うのです。では、犬にもヘルニアという病気はあるのでしょうか?
犬が患うヘルニアにも、いろいろな種類があります。例えば椎間板ヘルニア。老化や椎間板に大きな力が加わったりすることが原因で、椎間板が押し出されて脊髄を圧迫してしまいます。椎間板の押し出される程度や位置によって出る症状の種類や程度は変わりますが、運動障害や麻痺などが痛みを伴って出ると言われています。
また、子犬によく見られるものには臍ヘルニアがあります。いわゆる出べそというものです。生後6ヶ月ごろまでに自然治癒するものがほとんどですが、それ以上経過を観察しても治らない場合には、治療する場合も多くあります。老齢の雄の犬に多く見られる会陰ヘルニアは、肛門の横から直腸や膀胱が出てしまう病気。男性ホルモンの過剰な分泌が原因と言われ、雌の犬にはほとんど見られません。
状態が悪化すると、排便が困難になってしまい、ヘルニアの穴をふさぐ手術が必要となります。
ほかにも、外部からの強い衝撃を受けることで横隔膜が破けてしまう横隔膜ヘルニアなどもあり、このように内症・外傷ともに犬が患うヘルニアには、いろいろな種類があります。
ヘルニアは素人が判断するのは難しい病気です。もし愛犬の体に、ヘルニアかな?と思われるような突出部位を見つけたら、できるだけ早く病院にかかるようにしましょう。